ゴールデンレトリバーとは?歴史・性格・飼い方を専門犬舎が解説

ゴールデンレトリバーとは?歴史・性格・飼い方を専門犬舎が解説 | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】

「ゴールデンレトリバーって、やさしくて飼いやすい犬なんですよね?」

そんな印象を持っている方は、多いのではないでしょうか。

明るい笑顔。

ふさふさとした金色の被毛。

人のそばでうれしそうに尻尾を振る姿を見ると、「いつか一緒に暮らしてみたい」と感じますよね。

たしかに、ゴールデンレトリバーは人との交流を好み、愛情深く、学習意欲にも恵まれた犬種です。

体は立派な大型犬へ成長しても、家族と遊びたがり、褒められると全身で喜び、ときには思わず笑ってしまうようないたずらも見せてくれます。

ゴールデンレトリバーと暮らす方の間では、そんな無邪気で愛らしい性格を「永遠の3歳児」と表現することがあります。

もちろん、正式な犬種用語ではありません。

それでも、ゴールデンレトリバーの明るさや素直さを、とてもよく表している言葉だと思います。

一方で、成犬になれば体重は30kg前後になり、力も強くなります。

毎日の運動、子犬期からのしつけ、抜け毛のお手入れ、食費や医療費などにも準備が必要です。

「やさしい犬だから、初めてでも何とかなるだろう」と、性格のイメージだけで迎えてしまうと、想像以上の活動量や力に戸惑うかもしれません。

✅ 初めて大型犬を迎えようと考えている方

✅ ゴールデンレトリバーの歴史や本来の性質を知りたい方

✅ 家族の暮らしに本当に合う犬種なのか、迎える前に確認したい方

そんなあなたに向けて、この記事ではゴールデンレトリバーの歴史、性格、体格、毛色、運動、しつけ、社会化、健康管理まで総合的に解説します。

たとえば、こんな疑問がわかります。

🔍 ゴールデンレトリバーは、何のために生まれた犬種なのか

🔍 「アメリカ系」「英国系」「イングリッシュクリーム」は別の犬種なのか

🔍 毎日の運動やお手入れには、どのくらいの準備が必要なのか

🔍 長時間の留守番はできるのか

🔍 健康な子犬を迎えるために、何を確認すればよいのか

山口県宇部市のゴールデンレトリバー専門犬舎PINE SIDE GRが大切にしている、子犬の社会化や家族との暮らしについてもお伝えします。

かわいらしさだけではなく、ゴールデンレトリバーという犬を深く理解するところから始めてみましょう。

目次

ゴールデンレトリバーとはどんな犬?

MATSUSHITA

ゴールデンレトリバーは、ただ大きくてやさしい家庭犬ではありません。本来は、人と力を合わせて働くために育てられてきた、活発で知的な鳥猟犬です。

人と協力して獲物を回収するレトリーバー

ゴールデンレトリバーは、イギリスを原産とする大型のレトリーバー犬種です。

「レトリーバー(Retriever)」には、「回収する」「持ち帰る」という意味があります。

猟師が撃ち落とした水鳥などを探し、陸上や水中から回収して、主人のもとまで届ける役割を担っていました。

獲物を回収するためには、泳ぐ力や持久力だけでなく、人の指示を理解する知能、指示が出るまで待つ落ち着き、獲物を強くかまずに運ぶ繊細さも必要です。

現在のゴールデンレトリバーにも、

・物をくわえて運ぶ
・ボールを追いかける
・水遊びを好む
・人と一緒に何かをする
・褒められると何度でも挑戦する

といった鳥猟犬らしい性質が受け継がれています。

出典:一般社団法人ジャパンケネルクラブ「ゴールデン・レトリーバー」
出典:American Kennel Club「Golden Retriever Dog Breed Information」

体高・体重と体の特徴

ジャパンケネルクラブの犬種標準では、理想体高はオスが56〜61cm、メスが51〜56cmとされています。

アメリカン・ケネル・クラブでは、体重の目安をオス約29.5〜34kg、メス約25〜29.5kgとしています。

ただし、実際の大きさは血統、骨格、性別、運動量、成長の仕方によって異なります。

体重の数字だけを見て、太っている、痩せていると判断するのではなく、肋骨の触れ方や腰のくびれ、筋肉量などを含めて体型全体を見ることが大切です。

被毛は、皮膚を守る上毛と、体温を保つ下毛からなるダブルコートです。

胸、前脚の後ろ側、お腹、後ろ脚、尻尾などには、ゴールデンレトリバーらしい豊かな飾り毛が見られます。

毛色はクリームから濃いゴールドまで幅がありますが、色の濃さだけで犬の優劣が決まるわけではありません。

平均寿命は10〜12年が一つの目安

ゴールデンレトリバーの平均寿命は、一般的に10〜12年ほどとされています。

もちろん、すべての犬がこの範囲に収まるわけではありません。

遺伝的な背景、食事、運動、適正体重、生活環境、病気の早期発見などによって、一頭ごとの経過は変わります。

大型犬との暮らしは、かわいい子犬期だけでは終わりません。

成犬期、シニア期、介護が必要になる時期までを見据えたうえで、「この子の一生を家族として支えられるか」を考える必要があります。

ゴールデンレトリバーは「家族と働く犬」

ゴールデンレトリバーを理解するうえで重要なのは、家庭犬としてのやさしさと、作業犬としての活動性を両方持っている点です。

人が好きだからこそ、家族との交流を必要とします。

賢いからこそ、何も教えず、何もすることがなければ、自分で遊びや仕事を見つけてしまう場合もあります。

家具をかじる。

靴下を運ぶ。

庭を掘る。

タオルをくわえて逃げる。

こうした行動も、単なる「いたずら」ではなく、持て余したエネルギーや本来の性質が表れているのかもしれません。

まさに「永遠の3歳児」のような、好奇心にあふれた犬です。

危険な行動はきちんと防ぎながらも、散歩、遊び、トレーニングを通じて、持っている力をよい方向へ生かしてあげましょう。

ゴールデンレトリバーの歴史と起源

19世紀のスコットランドで猟師と行動する黄色いレトリーバー | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】
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歴史を知ると、なぜゴールデンが水を好み、物をくわえ、人と一緒に動きたがるのかが見えてきます。現在の行動にも、鳥猟犬としてのルーツが残っているんですね。

19世紀のスコットランドで生まれた鳥猟犬

ゴールデンレトリバーの基礎がつくられたのは、19世紀のスコットランドです。

当時の上流階級では鳥猟が盛んに行われていました。

猟場には、草原だけでなく、湿地、川、湖、起伏のある土地もあります。

そのため、陸上と水中の両方で獲物を探し、人の指示に従いながら確実に回収できる犬が求められました。

ただ力強いだけでは十分ではありません。

獲物を強くかまずに運ぶ口の使い方、遠くの指示を理解する集中力、人と協調する気質も必要でした。

こうした目的に合わせて、計画的な繁殖が重ねられていきます。

ヌースとベルから始まった系譜

ゴールデンレトリバーの歴史で重要な人物が、初代ツイードマウス卿として知られるダドリー・マージョリバンクスです。

1860年代、ツイードマウス卿は、黄色いウェービーコーテッド・レトリーバーの「ヌース」を入手しました。

その後、ヌースとツィード・ウォーター・スパニエルのメス「ベル」を交配し、誕生した黄色い子犬たちが、現在のゴールデンレトリバーの基礎になったと考えられています。

交配や繁殖の記録は、スコットランドのギサチャン領地で保管されていました。

記録が公開されたことで、かつて語られていた「ロシアのサーカス犬が祖先」という説は、現在では支持されていません。

犬種名が統一されたのは1920年

ゴールデンレトリバーは、初めから現在の犬種名で呼ばれていたわけではありません。

初期には「イエロー・レトリーバー」や「フラットコート・ゴールデン」など、複数の呼び方が使われていました。

ジャパンケネルクラブの沿革によると、1920年に「ゴールデン・レトリーバー」の名称へ統一されています。

その後は家庭犬としてだけでなく、盲導犬、介助犬、捜索救助犬、セラピードッグ、ドッグスポーツの競技犬など、世界中で幅広く活躍するようになりました。

ただし、犬種として適性があっても、すべてのゴールデンレトリバーが同じ仕事に向くわけではありません。

実際の適性は、その犬の性格、健康状態、育った環境、訓練などによって異なります。

ゴールデンレトリバーの誕生から1920年の犬種名統一までを示した年表 | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】

歴史を知ると現在の行動を理解しやすい

水たまりへ入りたがる。

タオルや靴下をくわえて運ぶ。

投げたボールを何度も追いかける。

家族が何かをしていると、自分も参加したがる。

こうした姿には、鳥猟犬として人と一緒に働いてきた歴史が関係しています。

本来の欲求をすべて抑え込むのではなく、安全な回収遊び、ノーズワーク、トレーニングなどへ置き換えてあげると、ゴールデンレトリバーらしい性質を満たしやすくなります。

ゴールデンレトリバーの性格と魅力

家族のそばで穏やかに人を見上げるゴールデンレトリバー | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】
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「ゴールデンだから必ず穏やか」と決めつけるのではなく、その子自身の性格を見ることが大切です。同じ兄弟でも、甘え方や慎重さ、遊び方は少しずつ違います。

友好的で人との交流を好む傾向

ゴールデンレトリバーは、友好的で人への関心が強く、信頼関係を築きやすい犬種として知られています。

犬種標準でも、従順さ、知性、作業能力、親しみやすさ、自信のある気質が重視されています。

飼い主に褒められることを喜び、人の表情や声をよく観察します。

家族が帰宅すると全身で喜びを表し、そばに座ったり、体を寄せたりする子も少なくありません。

ただし、「友好的な犬種」という説明は、すべての個体が見知らぬ人や犬を無条件に好きになるという意味ではありません。

親犬から受け継ぐ気質、子犬期の経験、その後の社会化、体調、過去の出来事などによって反応は変わります。

賢いだけでなく「人と一緒に学びたい」犬

ゴールデンレトリバーの魅力は、単に物覚えがよいだけではありません。

人と協力して課題を解決し、何かを達成する時間そのものを楽しむ傾向があります。

この特性を生かして、盲導犬や介助犬、捜索救助、服従訓練、ドッグスポーツなど、さまざまな分野で活躍しています。

日本盲導犬協会でも、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバー、両犬種のミックス犬が盲導犬候補として育成されています。

家庭で特別な仕事をさせる必要はありません。

「おもちゃを持ってきて」

「マットで待って」

「落とした物を一緒に探そう」

このような小さな役割でも、犬にとっては家族と協力する楽しい時間になります。

子どもやほかの犬との相性

ゴールデンレトリバーは、子どもやほかの犬と暮らしやすい傾向を持つ犬種です。

しかし、どれほど穏やかな犬でも、子どもの子守役として任せきりにしてはいけません。

成犬になると体が大きく、喜んで走り寄っただけでも、小さな子どもを転倒させる可能性があります。

犬が食事をしている時や眠っている時に追いかける、抱きつく、尻尾や耳を引っ張るといった接し方も避けなければなりません。

犬だけに我慢を求めるのではなく、子どもにも犬との接し方を伝え、大人が必ず見守りましょう。

「穏やかさ」は生まれつきだけでは完成しない

ゴールデンレトリバーには、人懐っこく穏やかな素質があります。

ただし、その素質を十分に引き出すためには、安心できる飼育環境と適切な社会化、毎日のコミュニケーションが欠かせません。

PINE SIDE GRでは、健康で美しい子犬を育てるだけでなく、新しいご家族のもとで生涯愛されるパートナーとなれるよう、さまざまな経験を通して豊かな心を育てることを重視しています。

犬種名だけで性格を判断せず、親犬の気質、子犬自身の個性、育ってきた環境まで見てあげてください。

ゴールデンレトリバーは、成長とともに少しずつ落ち着いていきながらも、心のどこかに子犬のような無邪気さを残してくれる犬です。

いくつになっても家族の輪へ入りたがり、褒められるとうれしそうに笑い、一緒に遊ぶ時間を楽しみにしている。

まさに「永遠の3歳児」。

そんな明るく素直な心こそ、ゴールデンレトリバーの大きな魅力ではないでしょうか。

アメリカ系・英国系・イングリッシュクリームの違い

山口県のゴールデンレトリバー専門犬舎「PINE SIDE GR」の親犬
MATSUSHITA

毛色や見た目は、子犬を探す時に気になる部分ですよね。ただ、呼び方や色だけで健康や性格まで判断してしまうのはおすすめできません。

ゴールデンレトリバーは一つの犬種

インターネットでは、ゴールデンレトリバーを「アメリカ系」と「イギリス系」の二種類に分けて説明する記事が多く見られます。

たしかに、国や犬舎、ショー系統、フィールド系統などによって、体格、頭部、被毛、色合いに傾向の違いが現れる場合はあります。

しかし、アメリカ系と英国系が、正式に別犬種として登録されているわけではありません。

「イングリッシュクリームゴールデンレトリバー」も独立した犬種名ではなく、淡いクリーム色のゴールデンレトリバーを表す販売上の呼び方として使われることがあります。

ゴールデン・レトリーバー・クラブ・オブ・アメリカも、イングリッシュクリームを別犬種や希少犬種として扱う考え方を否定しています。

地域や繁殖目的によって外見に傾向が出る

比較的淡い毛色で、頭部に幅があり、骨量の豊かな犬もいれば、濃いゴールドや赤みのある被毛で、活動的な印象の犬もいます。

ただし、見た目の違いをすべて「国の違い」だけで説明することはできません。

同じ国の中にも、ショーで犬種標準に近い外見を目指す系統、鳥猟や競技での作業能力を重視する系統、家庭犬としての健全性や気質を重視する繁殖があります。

一頭の犬を理解する時は、単純な呼び方よりも、血統の背景、両親犬、繁殖方針、実際の体格や性格を確認するほうが正確です。

毛色だけで性格・健康・寿命は決まらない

「淡いクリーム色なら穏やか」

「濃いゴールドなら活発」

「英国系だから病気が少ない」

このような説明を見かける場合がありますが、毛色だけで性格、病気の発生率、寿命を判断することはできません。

健康状態には、複数の遺伝的要因、繁殖計画、体重、生活習慣、医療環境などが関係します。

性格にも、親犬から受け継ぐ気質だけでなく、子犬期の経験や、迎えた後の暮らしが影響します。

クリームから濃いゴールドまでのゴールデンレトリバーの毛色の違い | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】

PINE SIDE GRが大切にしている見方

PINE SIDE GRでは、華やかな肩書きや呼び方だけでなく、一頭一頭が家庭の中で幸せに暮らせることを大切にしています。

公式サイトに掲げている言葉は、

「華やかな舞台よりも、あなたのリビングでの笑顔を大切に。」

です。

毛色や外見は、その子の魅力の一部です。

それ以上に、心身の健康、両親犬の気質、子犬が育つ環境、ご家族との相性を丁寧に見てほしいと考えています。

ゴールデンレトリバーに必要な運動と飼育環境

芝生で飼い主と一緒に運動を楽しむゴールデンレトリバー | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】
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ゴールデンに必要なのは、長い距離を歩かせることだけではありません。匂いを嗅ぐ、考える、家族と遊ぶ。体と頭の両方を満たすことが大切です。

散歩時間は一律に決められない

ゴールデンレトリバーには、毎日の運動が必要です。

ただし、「必ず朝夕1時間ずつ」「毎日2時間以上」と、すべての犬に同じ数字を当てはめるのは適切ではありません。

必要な運動量は、年齢、体格、健康状態、気温、運動の内容、性格によって変わります。

健康な成犬であれば、朝夕の散歩を基本にしながら、匂い探し、水泳、トレーニングなどを組み合わせると、心身を満たしやすくなります。

同じ道を速足で歩くだけではなく、安全な場所でゆっくり匂いを嗅ぐ時間も、犬にとって大切な活動です。

ゴールデンレトリバーは活動的なスポーティング犬種であり、運動や刺激が不足すると、退屈や望ましくない行動につながる可能性があります。

子犬に激しい運動をさせすぎない

元気な子犬を見ると、たくさん走らせたほうが丈夫に育つように感じるかもしれません。

しかし、成長中の骨や関節には配慮が必要です。

長距離のランニング、自転車との並走、高い場所から繰り返し飛び降りる運動などを始める際は、成長段階や体の状態について獣医師へ相談してください。

子犬期は、自由に遊ぶ、短い散歩を楽しむ、さまざまな地面を経験する、簡単なトレーニングを行うなど、無理のない活動を重ねていきます。

庭があっても運動の代わりにはならない

広い庭は、排泄、日光浴、短い遊びなどに便利です。

ただし、庭へ出すだけで必要な運動や交流がすべて満たされるわけではありません。

ゴールデンレトリバーは、人と一緒に行動することを好む犬です。

庭を自由に歩けても、家族との散歩や遊びがなければ、十分な刺激を得られない場合があります。

屋外へ置いたままにするより、室内で家族と生活し、運動や遊びの時間を設ける暮らしが向いています。

室内では滑る床と誤飲に注意

大型犬の足腰を守るため、フローリングなど滑りやすい床には、滑り止めマットやカーペットを敷くと安心です。

階段や危険な場所への立ち入りを制限するゲートも役立ちます。

ゴールデンレトリバーは物をくわえやすく、口も大きいため、靴下、タオル、子どものおもちゃ、電池、薬、食品包装などは届かない場所へ片付けてください。

「あとで片付けよう」が、誤飲事故につながることもあります。

好奇心いっぱいの「永遠の3歳児」だからこそ、叱る前に事故が起こりにくい環境を整えておきましょう。

暑い季節は無理をさせない

厚いダブルコートを持つゴールデンレトリバーとの暮らしでは、暑い季節の管理も重要です。

夏は気温だけでなく、湿度、直射日光、路面温度にも注意してください。

散歩は早朝や日没後など比較的涼しい時間を選び、室内では犬の様子に合わせて冷房を使います。

激しいパンティングが続く、よだれが増える、歩き方がふらつく、反応が鈍いといった異変が見られた場合は、涼しい場所へ移動し、速やかに動物病院へ相談してください。

運動は「体・頭・家族との交流」の組み合わせ

ゴールデンレトリバーの運動は、歩いた時間だけで判断するものではありません。

・体を動かす散歩や遊び
・匂いを使って考える活動
・家族と協力するトレーニング

この3つを組み合わせると、満足度を高めやすくなります。

雨の日には、室内でのおもちゃ探し、フードやおやつの場所を探す簡単なノーズワーク、アイコンタクトや「待って」の練習なども楽しめます。

抜け毛・ブラッシングなど毎日のお手入れ

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ふさふさの被毛は大きな魅力ですが、抜け毛もゴールデンとの暮らしの一部です。「毛が落ちないようにする」より、無理なく続けられる習慣を作りましょう。

ブラッシングは週1〜2回を基本に調整する

ゴールデンレトリバーは、一年を通して少しずつ毛が抜け、換毛期には抜け毛が大きく増えます。

通常は週1〜2回程度を目安にブラッシングし、抜け毛が多い時期には毎日行うと管理しやすくなります。

耳の後ろ、脇、胸、尻尾、脚の飾り毛は絡まりやすいため、表面だけでなく根元までやさしく確認してください。

強く引っ張ると、ブラッシング自体を嫌いになってしまいます。

短い時間から始め、落ち着いて触らせてくれたら褒めて終わりましょう。

シャンプーは汚れや生活に合わせる

シャンプーの頻度は、皮膚の状態、汚れ方、活動内容によって変わります。

毎月必ず何回と決めるより、被毛の汚れ、におい、皮膚の様子を見ながら調整してください。

シャンプー後は、厚い下毛までしっかり乾かします。

湿った状態が長く続くと、蒸れや皮膚トラブルの原因になる場合があります。

皮膚の赤み、強いかゆみ、脱毛、べたつき、繰り返す湿疹が見られる時は、自己判断で洗浄回数を増やさず、動物病院へ相談しましょう。

耳・歯・爪・足裏も確認する

ゴールデンレトリバーは垂れ耳のため、耳の中が蒸れやすい傾向があります。

特に水遊びやシャンプーの後は、耳の周りをやさしく乾かし、赤み、強いにおい、耳垢の増加、頻繁に頭を振る様子がないか確認してください。

健康な耳を毎回強くこする必要はありません。

耳掃除の方法や頻度は、耳の状態に合わせて獣医師へ確認すると安心です。

歯磨きは、将来の歯周病予防のために子犬期から少しずつ慣らします。

爪が伸びすぎると歩き方へ影響し、足を滑らせやすくなる場合があります。

足裏の毛も伸びすぎないように確認しましょう。

お手入れは健康チェックの時間でもある

ブラッシングや歯磨きは、見た目を整えるためだけの時間ではありません。

体に触れる習慣があると、しこり、傷、皮膚の変化、ダニ、痛がる場所などへ早く気づきやすくなります。

毎日完璧に行おうとして、飼い主も犬も疲れてしまう必要はありません。

今日は右側、明日は左側というように短時間で分けながら、触られることを楽しい経験にしていきましょう。

しつけと社会化は大型犬の安全を守る土台

家庭内で飼い主とアイコンタクトを取るゴールデンレトリバーの子犬 | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】
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しつけは、人の言うことを無理に聞かせるためではありません。犬自身と、家族や周囲の人を守り、一緒に行ける場所を増やすために行うものです。

叱るより、望ましい行動を教える

ゴールデンレトリバーは学習意欲が高く、褒められることを喜ぶ犬種です。

しつけでは、体罰や強い恐怖を使うのではなく、できた行動にフード、遊び、声かけなどの報酬を与える方法を基本にします。

米国獣医動物行動学会も、犬のトレーニングには報酬を中心とした方法を使用し、痛みや恐怖を与える手法を避けるよう勧告しています。

失敗を叱り続けるより、成功しやすい環境を整え、「何をすればよいのか」を具体的に教えたほうが、犬にも伝わりやすくなります。

最初に教えたい安全のための行動

子犬期から優先したいのは、芸ではなく安全につながる行動です。

・名前を呼ばれたら人を見る
・「おいで」で戻る
・「待って」で一度止まる
・くわえた物を「放して」で渡す
・リードを強く引かずに歩く
・クレートやサークルで休む
・人へ飛びつかず、四本の足を床につける

子犬の飛びつきはかわいらしく見えます。

しかし、体重30kg前後の成犬になって同じ行動をすれば、子どもや高齢者を転倒させるかもしれません。

人に会った時は、座る、あるいは四本の足を床につけた状態であいさつすると、やさしく触ってもらえると教えていきましょう。

ゴールデンレトリバーは賢く、教えた行動をよく覚えます。

一方で、楽しいものを見つけると夢中になり、家族の声が一瞬耳へ入らなくなる場面もあります。

「何度教えたらわかるの?」と感じる日もあるかもしれません。

そんな時は、「永遠の3歳児」という言葉を思い出してみてください。

わざと困らせようとしているのではなく、楽しい気持ちが少しだけ先に走ってしまったのかもしれません。

危険な行動はきちんと止めながら、できた瞬間を見つけて褒め、一緒に成長していきましょう。

甘噛みは「かむな」だけで終わらせない

子犬は、口を使って周囲を確かめます。

歯の生え替わり時期には、物をかみたい欲求も強くなります。

手や服をかんだ時に大声で追いかけたり、手で激しく押し返したりすると、子犬が遊びだと受け取る場合があります。

人の手や衣服をかむ行動を、家族との遊びとして定着させないことが大切です。

子犬が興奮して口を使い始めた時は、一度触れ合いを止め、落ち着ける環境へ切り替えましょう。

家具や危険な物をかませないためには、犬を叱る前に、片付けやゲートで環境を整える必要もあります。

PINE SIDE GRでは、子犬が生後7か月を過ぎるまで、噛んで遊ぶことを目的としたおもちゃや遊びを、あえて教えない方針を取っています。

ご家族にとっては、子犬のかわいらしい「甘噛み」に見えるかもしれません。

しかし、一歩外へ出て出会う人にとっては、「犬に噛まれた」という出来事になります。

子犬に悪気がなくても、相手が犬に慣れているとは限りません。

小さな子どもや高齢者、犬を怖いと感じている方へ歯が当たれば、大きな事故やトラブルにつながる可能性もあります。

そのためPINE SIDE GRでは、甘噛みへの対応を、お迎え後に最初に意識してほしい大切なしつけの一つと考えています。

子犬が人の手や服を噛んで遊ばなくても、家族と楽しく交流する方法はたくさんあります。

声をかける。

やさしく体へ触れる。

一緒に歩く。

名前を呼んで目が合ったら褒める。

落ち着いて過ごせた時に、しっかり認めてあげる。

こうした触れ合いを積み重ねることで、人の手は噛むためのものではなく、安心や愛情を与えてくれる存在だと学んでいきます。

PINE SIDE GRでは、お迎え後の生活でも同じ対応を続けていただけるよう、子犬との触れ合い方や遊び方、甘噛みが始まった時の接し方について、ご家族へお伝えしています。

社会化は「誰とでも無理に会わせること」ではない

社会化とは、できるだけ多くの人や犬へ無理に近づけることではありません。

生活音、車、傘、帽子、さまざまな地面、年齢や外見の異なる人、落ち着いた犬などを、安全な距離から少しずつ経験させ、「怖がらなくても大丈夫」と学んでもらう過程です。

怖がっている子を無理に近づけると、苦手意識を強める可能性があります。

犬が食べられる、遊べる、こちらの声を聞ける程度の距離から始めましょう。

社会化は子犬期だけで完了するものではなく、成犬になってからも、無理のない範囲で新しい経験を積み重ねていきます。

PINE SIDE GRの社会化への取り組み

PINE SIDE GRでは、生後3〜13週齢頃を、子犬が多くのことを吸収する重要な社会化期と捉えています。

子犬たちは、主に次の3つの環境から学びます。

1.家庭での生活

掃除機やテレビなどの生活音、人とのやさしい触れ合いを経験します。

2.母犬と兄弟犬

じゃれ合いを通じて、犬同士のコミュニケーションや、かむ力の加減を学びます。

3.穏やかな先輩犬

健康と安全を確認できる時期になってから、異なる世代の犬との関わりを経験します。

子犬だけを隔離して育てるのではなく、家庭、人、母犬、兄弟犬、成犬との関わりの中で心を育てるのが、PINE SIDE GRの基本的な考え方です。

ブログでは、誕生直後から離乳食、トイレ、クレート練習、母犬や先輩犬から学ぶ様子まで、子犬たちの成長を記録しています。

ゴールデンレトリバーは長時間の留守番ができる?

MATSUSHITA

ゴールデンレトリバーは家族が大好きですが、留守番そのものができない犬ではありません。大切なのは、安心して休める場所と生活リズムを、子犬期から教えることです。

長時間の留守番にどう向き合うか

ゴールデンレトリバーは、人との関わりをこよなく愛する犬種です。

だからといって、「長時間の留守番が絶対にできない」というわけではありません。

ここで鍵となるのが、犬が安心して休める「自分だけの場所」です。

犬と人は、はるか昔から長い歴史を共にしてきました。

また、犬の祖先であるイヌ科の動物は、周囲を囲まれた洞穴や巣穴を、外敵や雨風から身を守り、安心して休める場所として利用してきました。

そのため、現代の犬も、狭く静かで周囲を囲まれた場所に安心を感じることがあります。

現代の暮らしで、その「安心できる洞穴」の役割を果たすのが、クレートです。

クレートは、決して犬を閉じ込めるための檻ではありません。

子犬期から正しく慣らしてあげれば、誰にも邪魔されず、何も警戒せずに眠れる「自分だけの洞穴」、いわば犬専用のベッドルームになります。

この習慣をお迎え直後から段階的に身につければ、家族が仕事などで朝から夕方まで不在になる生活にも順応できる子はたくさんいます。

大切なのは、迎えたばかりの子犬へ突然長時間の留守番をさせるのではなく、短い時間から練習を重ねることです。

「ここへ入れば、何も心配せずに眠っていていいんだ」

そう理解できるようになると、クレートは家族がいない時間を不安に過ごす場所ではなく、安心して休みながら帰りを待つ場所になります。

月齢が低い子犬は、成犬ほど長時間排泄を我慢できません。

その子の月齢、体調、トイレ習慣に合わせながら、無理のない範囲で少しずつ留守番時間を延ばしてください。

PINE SIDE GRでは生後5週目からクレート練習を始める

PINE SIDE GRでは、子犬が生後5週目を迎える頃から、母犬と一緒にクレート練習を始めています。

母犬が落ち着いてクレートへ入り、安心して休む姿を子犬たちが見ることで、クレートは怖い場所ではなく、安全に過ごせる場所だと学びやすくなります。

クレート練習を行う目的は、日常の留守番や就寝のためだけではありません。

PINE SIDE GRでは、保健所から、災害時の避難などを想定し、人の合図や誘導によって犬自身がクレートへ入れる状態にしたうえで、ご家族へ引き渡してほしいとの指導を受けています。

地震や豪雨などの災害が発生した時、避難所への移動や一時的な保護のために、犬がクレートへ入らなければならない場面も考えられます。

その時になって初めてクレートへ入れようとしても、慣れていない犬にとっては大きな不安や恐怖になりかねません。

だからこそ、何も起きていない穏やかな子犬期から、

「クレートは安心して休める場所」

「人に案内されたら、自分から入れる場所」

として身につけておくことが大切です。

PINE SIDE GRでは、留守番、就寝、移動、通院、災害時の避難までを考え、生後5週目頃から母犬と共にクレート練習を進めています。

お迎え後も同じ習慣を続けていただけるよう、クレートの使い方や、子犬を安心させる声のかけ方についてご家族へお伝えしています。

留守番前に排泄と交流を確保する

実際に留守番をしてもらう日は、出かける前に排泄を済ませ、家族との触れ合いや軽い運動の時間をしっかり確保しましょう。

クレートへ入れる直前に興奮するほど激しく遊ぶのではなく、排泄と軽い運動を済ませ、少し気持ちを落ち着けてから休める流れを作ります。

出かける時に大げさなあいさつを繰り返すと、犬が家族の外出を特別な出来事として意識する場合があります。

普段どおりの落ち着いた雰囲気でクレートへ入り、家族が帰るまで休む習慣を作っていきましょう。

給水ボトルと室温管理は欠かせない

クレートには、いつでも水分を取れるように給水ボトルを設置してください。

設置後は、犬が問題なく水を飲めるか、水がきちんと出ているか、水漏れして寝床がぬれていないかを確認します。

ゴールデンレトリバーは、暑さへの配慮が必要な犬種です。

特に夏場は、エアコンを使用して室温を管理し、直射日光が当たらない安全な場所へクレートを置きましょう。

クレートの中で犬が立ち上がり、向きを変え、無理なく横になれる広さと、十分な通気性も必要です。

寒い季節は、暖房の風が直接当たり続けない場所を選び、犬の様子に合わせて寝床を調整してください。

帰宅後はトイレと家族との時間を作る

家族の帰宅後は、まずトイレへ誘導します。

長時間待っていた犬は、家族との再会がうれしく、興奮して飛びついたり走り回ったりするかもしれません。

先に排泄を済ませ、その後に散歩、遊び、家族との触れ合いなど、愛情を伝える交流時間をしっかり設けましょう。

PINE SIDE GRでは、お迎え後の生活リズムとして「1日2食」を基本にお伝えし、食事の前後にトイレへ誘導する習慣づくりをおすすめしています。

クレートから出る

水を飲む

トイレをする

運動や食事をする&水を飲む

トイレをする

水を飲む

この一連の流れが身につくと、犬自身も「次に何をすればよいのか」を予測できるようになります。

毎日の生活に見通しが持てるため、排泄、食事、運動、休息のリズムも安定しやすくなるのです。

お留守番そのものが「かわいそう」なのではありません。

何も教わらないまま、安心できる場所もわからず、不安な状態でひとりにされることが犬の負担になります。

安心して眠れる「現代の洞穴」と、規則正しい生活リズムを子犬期から整えてあげる。

留守番の前後には、排泄、運動、家族との交流をきちんと確保する。

この積み重ねがあれば、愛情深いゴールデンレトリバーも、心穏やかに家族の帰りを待てるようになります。

ゴールデンレトリバーの健康と注意したい病気

動物病院で獣医師の健康診断を受けるゴールデンレトリバー | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】
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病気の名前を並べると不安になりますが、知る目的は怖がることではありません。迎える前の確認と、迎えた後の早期発見につなげることが大切です。

※この章は、犬種に関する一般的な健康情報です。症状の診断や治療方法を示すものではありません。体調に異変がある場合は、かかりつけの動物病院へ相談してください。

子犬を迎える前に確認したい健康検査

ゴールデンレトリバーの繁殖犬では、股関節、肘関節、眼、心臓などの検査が重視されています。

遺伝子検査も健康管理に役立ちますが、一つの遺伝子検査がクリアだからといって、将来あらゆる病気を発症しないと保証されるわけではありません。

子犬を検討する時は、「健康です」という言葉だけでなく、次のような点を確認しましょう。

・両親犬にどのような検査を行っているか
・検査結果や血統情報を確認できるか
・親犬の体型や歩き方、気質はどうか
・子犬の健康状態をどのように管理しているか
・お迎え前に獣医師の健康診断を受けるか

検査は病気を完全になくすものではありません。

それでも、確認できる情報を集め、将来のリスクを下げる努力を続けることは、繁殖に携わる側の大切な責任です。

股関節・肘関節などの関節疾患

ゴールデンレトリバーでは、股関節形成不全や肘関節形成不全などの関節疾患に注意が必要です。

成長期に歩き方がおかしい、立ち上がりにくい、運動を嫌がる、片脚をかばうといった変化が見られた場合は、早めに受診してください。

遺伝的な要因だけでなく、肥満によって関節への負担が増える場合があります。

成長段階に合った食事量を守り、急激な体重増加を避け、滑りにくい生活環境を整えましょう。

ゴールデンレトリバー色素性ブドウ膜炎

ゴールデンレトリバー色素性ブドウ膜炎は、犬種に関連して報告されている眼の病気です。

初期には飼い主が気づきにくい変化から始まり、進行すると緑内障や視力低下につながる場合があります。

研究報告では、発症犬の一部が緑内障や視覚障害へ進行しており、定期的な専門眼科検査の重要性が指摘されています。

目の赤み、痛そうに目を細める、涙が増える、物にぶつかるといった変化がある場合は、早めに診察を受けてください。

腫瘍について知っておく

ゴールデンレトリバーでは、悪性リンパ腫や血管肉腫など、腫瘍性疾患への関心が高く、海外では大規模な生涯追跡研究も行われています。

ただし、「濃い毛色だから発症しやすい」「英国系だからがんにならない」といった単純な区分はできません。

日頃から体に触れ、しこり、腹部の張り、食欲低下、体重減少、元気の低下、歯ぐきの色などを確認し、気になる変化を放置しないことが大切です。

シニア期に入ったら、健康診断の頻度や検査内容について、かかりつけの獣医師と相談しましょう。

胃拡張・胃捻転症候群は緊急性が高い

胃拡張・胃捻転症候群は、胃がガスなどで拡張し、ねじれを起こすことがある緊急疾患です。

大型犬や胸の深い犬でリスクが知られています。

・吐こうとしているのに何も出ない
・落ち着かず、何度も姿勢を変える
・よだれが多い
・腹部が急に張る
・呼吸が苦しそう
・ぐったりする、倒れる

このような症状が見られた場合は、朝まで様子を見るのではなく、すぐに動物病院へ連絡してください。

早食い、一度に多く食べること、年齢、血縁など、複数のリスク要因が報告されていますが、原因を一つだけに決めることはできません。

毎日の小さな変化を知る

病気の早期発見に役立つのは、特別な知識だけではありません。

普段の食欲、飲水量、排泄、歩き方、呼吸、睡眠、皮膚、耳、目、体重を知っておくことが大切です。

「いつもと少し違う」と感じた時に相談できる、かかりつけの動物病院を早めに見つけておきましょう。

ゴールデンレトリバーを迎える前に考えたいこと

家族とゴールデンレトリバーがリビングで過ごす日常風景 | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】
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「飼えるか」だけでなく、「この犬とどんな毎日を送りたいか」を考えてみてください。十年以上の暮らしを想像することが、よいご縁につながります。

初心者でも飼えるが、準備は必要

ゴールデンレトリバーは、人と関係を築きやすく、トレーニングにも取り組みやすいため、初めて犬を迎える方の候補になる犬種です。

一方で、初めてだからこそ、大型犬の力、食事量、医療費、抜け毛、毎日の運動、しつけを事前に理解する必要があります。

犬を飼った経験がないこと自体が問題なのではありません。

わからない時に学び、ブリーダーや訓練士、獣医師へ相談し、生活を調整できるかどうかが重要です。

集合住宅でも暮らせる?

ゴールデンレトリバーとの暮らしは、家の広さだけで決まりません。

大型犬の飼育が規約上認められており、毎日の運動、室内の安全対策、鳴き声、共用部分での管理、エレベーターが使えない時の移動などに対応できれば、集合住宅でも暮らせる可能性はあります。

反対に、広い一戸建てでも、家族との交流や散歩がほとんどなければ、ゴールデンレトリバーに適した暮らしとは言えません。

シニア期に歩けなくなった場合、30kg前後の体をどのように支えるかも考えておきましょう。

生涯にかかる費用を考える

大型犬では、フード、予防医療、薬、検査、手術、介護用品などの費用も大きくなりやすい傾向があります。

子犬の購入費用だけで判断せず、毎月の飼育費と、急な治療へ備える費用を考えておきましょう。

ペット保険を検討する場合は、保険料だけでなく、通院、入院、手術の補償範囲、年間限度額、免責、待機期間、既往症の扱い、年齢による更新条件を比較してください。

保険へ加入しない場合も、医療費のための積み立てを用意しておくと安心です。

家族全員で確認したいチェック項目

迎える前に、次の点を家族で話し合ってみましょう。

✅ 毎日の散歩や運動を、誰が担当するか

✅ 抜け毛や汚れを含め、室内で一緒に暮らせるか

✅ しつけや社会化へ継続して取り組めるか

✅ 旅行、仕事、病気の時に犬を任せられる人がいるか

✅ 高齢になり介護が必要になっても支えられるか

一つでも迷う項目があれば、まずはブリーダーや近隣の訓練士、ドッグトレーナーへ相談してみてください。

訓練所によっては、日常のしつけや犬との接し方を家族と一緒に学べるほか、必要に応じて一時預かりに対応している場合もあります。

大切なのは、「自分たちだけで完璧に育てなければ」と抱え込まないことです。

ゴールデンレトリバーは賢い犬ですが、家族も犬との暮らしを一つずつ学んでいく必要があります。

わからない部分を迎える前に相談し、頼れるブリーダーや訓練士とのつながりを作っておくと、お迎え後も安心して成長を見守れます。

信頼できるブリーダー・迎え先の選び方

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子犬の写真だけでなく、どのような考えで繁殖し、どんな環境で育て、迎えた後に相談できるのかまで見てください。

親犬と育つ環境を確認する

子犬を検討する時は、可能な範囲で親犬の性格、健康状態、体型、飼育環境を確認しましょう。

子犬だけを見ても、成犬になった姿や気質を完全に予測することはできません。

しかし、両親犬の様子や繁殖方針を知ることで、判断に必要な情報を増やせます。

清潔さだけでなく、子犬が人や母犬、兄弟犬とどのように関わっているかも大切な確認点です。

よい面だけでなく現実も説明してくれるか

信頼できる迎え先は、かわいらしさだけを強調しません。

ゴールデンレトリバーの活動量、抜け毛、しつけ、健康上のリスク、費用など、暮らしの現実も説明します。

質問へ具体的に答え、確認できないことは「わからない」と伝えられる姿勢も大切です。

病気を絶対に発症しない。

必ず穏やかに育つ。

必ずこの大きさで止まる。

将来を断定するような説明には注意してください。

その場で契約を急かされないか

子犬との出会いは、気持ちが大きく動く瞬間です。

だからこそ、冷静に家族で話し合う時間が必要です。

PINE SIDE GRでは、実際に子犬を見学していただき、健康状態や普段の様子を説明したうえで、ご家族が心から迎えたいと決めた場合にのみ契約へ進みます。

見学したからといって、無理にお迎えを勧めることはありません。

お迎え後も相談できるか

子犬を迎えた日は、暮らしのゴールではなくスタートです。

夜泣き、トイレ、食事、甘噛み、散歩、留守番、体調など、成長段階ごとに新しい疑問が生まれます。

PINE SIDE GRでは、子犬を送り出して終わりではなく、生涯にわたって成長を一緒に喜ぶ「親戚」のような存在でありたいと考えています。

初めてゴールデンレトリバーと暮らす方ほど、お迎え後にも相談できる相手がいるかを確認しておきましょう。

ゴールデンレトリバーに関するよくある質問

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最後に、迎える前によく聞かれる疑問をまとめました。数字だけで決めず、その子の年齢や性格、暮らしに合わせて考えてくださいね。

ゴールデンレトリバーは何歳で落ち着きますか?

「この子は、何歳になったら落ち着くのだろう?」

元気いっぱいの子犬や若いゴールデンレトリバーと暮らしていると、一度は考える疑問かもしれません。

一般的には、成長とともに少しずつ行動が落ち着き、家族の生活リズムも理解するようになります。

ただし、「2歳になった日から急に落ち着く」というような、明確な境目があるわけではありません。

いつもそばで暮らしていると、昨日と今日の小さな変化には、なかなか気づけないものです。

これは、人間の子どもの成長を毎日見ているのとよく似ています。

少し離れたところから改めて見てみると、

「以前よりも待てるようになった」

「人の話を聞ける時間が長くなった」

「興奮しても、自分で落ち着けるようになった」

「家族の生活の流れを理解している」

そんな成長に気づくはずです。

ゴールデンレトリバーならではの成長を表す言葉に、「永遠の3歳児」があります。

もちろん、正式な犬種用語ではありません。

体は立派な成犬になり、行動も少しずつ落ち着いていきます。

それでも、家族と遊びたい気持ち、褒められた時のうれしそうな笑顔、ときどき見せる子犬のようないたずら心は、生涯残り続けます。

「いつになったら完全に落ち着くのだろう」と焦るよりも、この子は生涯、かわいい3歳児のような心を持ってそばにいてくれると思ってみてください。

できなかった部分ばかりを見るのではなく、昨日より少し成長した部分を見つけられるようになります。

ゴールデンレトリバーも家族も、お互いに笑顔で日々を過ごせるのではないでしょうか。

散歩は毎日何時間必要ですか?

すべてのゴールデンレトリバーに共通する時間はありません。

健康な成犬には毎日の十分な運動が必要ですが、年齢、健康状態、気候、散歩以外の活動によって適切な量は変わります。

散歩の長さだけでなく、匂い嗅ぎ、トレーニング、家族との交流、休息のバランスを見てください。

抜け毛は多いですか?

はい。

一年を通して抜け毛があり、換毛期には特に増えます。

通常は週1〜2回、換毛期は毎日のブラッシングを目安にしながら、犬の毛量や皮膚状態に合わせて調整します。

服や床へまったく毛を落とさずに暮らすのは難しいため、掃除を含めて受け入れられるかを考えておきましょう。

長時間の留守番はできますか?

子犬期からクレート練習とトイレ習慣を身につけ、留守番前後に排泄、運動、家族との交流を確保すれば、朝から夕方までの留守番に順応できる子はたくさんいます。

ただし、必要な排泄間隔は月齢や体調によって異なります。

給水ボトルの設置、エアコンによる室温管理、安全なクレート環境も欠かせません。

イングリッシュクリームは別の犬種ですか?

別犬種ではありません。

淡いクリーム色のゴールデンレトリバーを表す呼び方として使われています。

毛色だけで希少性、健康、性格、寿命が決まるわけではありません。

ゴールデンレトリバーは番犬になりますか?

見知らぬ人の来訪を吠えて知らせる子はいます。

ただし、一般的には人へ友好的な傾向が強いため、警戒や防衛を主目的とした番犬には向きにくい犬種です。

防犯を犬へ任せるのではなく、鍵、防犯カメラ、照明など別の対策を用意しましょう。

オスとメスではどちらが飼いやすいですか?

性別だけで、飼いやすさを決めることはできません。

一般的な体格差はありますが、甘え方、活動性、慎重さ、人や犬への反応には大きな個体差があります。

「オスだからこう」「メスだからこう」と決めつけず、家族の生活と一頭ごとの性格を照らし合わせて考えましょう。

まとめ|ゴールデンレトリバーを深く知ってから家族に迎えよう

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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。ゴールデンの魅力は、見た目の美しさだけではなく、家族と気持ちを通わせながら一緒に成長していくところにあります。

最後に、特に大切なポイントを振り返ります。

✅ ゴールデンレトリバーは、人と協力して獲物を回収するために育てられた、知的で活動的な鳥猟犬です。

✅ やさしく友好的な素質を持ちますが、穏やかな家庭犬へ育つには、子犬期からの社会化、しつけ、運動、休息、家族との交流が欠かせません。

✅ 毛色や「アメリカ系・英国系」という呼び方だけで判断せず、親犬の健康と気質、育つ環境、繁殖方針、お迎え後のサポートまで確認しましょう。

ゴールデンレトリバーは、年齢を重ねるにつれて少しずつ落ち着き、家族の言葉や生活リズムを深く理解するようになります。

それでも、家族と遊びたがり、褒められると全身で喜び、ときには思わず笑ってしまうようないたずらを見せてくれます。

そんな姿は、まさに「永遠の3歳児」です。

早く大人しくなってほしいと焦るのではなく、今しかない無邪気な時期も、その子らしい成長の一部として楽しんでください。

数年後に振り返れば、手を焼いていた日々も、きっと大切な家族の思い出になっています。

ゴールデンレトリバーは、家族から一方的に愛情を受け取るだけの犬ではありません。

散歩をし、遊び、学び、失敗しながら、家族と一緒に暮らしを作っていく犬です。

大きな体。

豊かな被毛。

元気いっぱいの子犬期。

毎日の運動やお手入れ。

年齢を重ねてからの健康管理や介護。

大変な部分まで理解したうえで迎えた時、ゴールデンレトリバーは、家族の暮らしに太陽のような笑顔を届けてくれる存在になるでしょう。

PINE SIDE GRでは、心身ともに健やかな子犬を育てるだけでなく、家庭での生活、母犬や兄弟犬との関わり、穏やかな先輩犬との交流を通じて、豊かな心を育むことを大切にしています。

甘噛み、トイレ、クレート、留守番など、お迎え後の生活で必要になる習慣も、子犬期から少しずつ身につけられるよう取り組んでいます。

お迎え後も、ご家族と子犬の成長を一緒に喜び、困った時に頼っていただける犬舎でありたいと考えています。

関連ページ

・PINE SIDE GRの考え方や社会化への取り組みを知りたい方

・実際の見学からお迎えまでの手順を確認したい方

・子犬たちの誕生や成長、トレーニングの様子を見たい方


主な参考・出典

一般社団法人ジャパンケネルクラブ「ゴールデン・レトリーバー」

American Kennel Club「Golden Retriever Dog Breed Information」

Golden Retriever Club of America「English Cream Golden Retrievers」

Golden Retriever Club of America「Health Screenings for the Parents of a Litter」

American Veterinary Society of Animal Behavior「Humane Dog Training Position Statement」

American College of Veterinary Surgeons「Gastric Dilatation-Volvulus」

ゴールデンレトリバー色素性ブドウ膜炎に関する獣医眼科学研究

日本盲導犬協会「盲導犬に向いている犬種」

腫瘍・生涯追跡研究(Golden Retriever Lifetime Study)

日本盲導犬協会「盲導犬の一生」

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ゴールデンレトリバーとは?歴史・性格・飼い方を専門犬舎が解説 | PINE SIDE GR|山口県のゴールデンレトリバー専門ブリーダー・犬舎【公式】

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